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ささやかだけど心に残る毎日を

洋裁始めました

もう12月も終わり!?
1年早い!早すぎやしないか!?


今年は40になった節目の年だった。
良い意味でいろいろ吹っ切れた年だったと思う。
もう子供は持たないだろう。今まで貯めた個人資産、自分のために使っちゃえ~!!と物欲をスパークさせた1年だった。


ずっと欲しかったミシンを買い、旅先でちょこちょこ裁縫道具を集めた。
実家で裁ち鋏とか、京都でみすや針とか、青森でこぎん刺しの針山とか。
アンティークショップやマーケットイベントで海外のレトロなボタンも集めている。

 

そして、今年最後にようやく洋裁教室を見つけた。
初心者なのでマンツーマンで先生に指導してもらう。自分のわがままボディの型を起こすところからやってる。

大変だけど楽しい。


布選びの段階になって、大きな手芸屋さんに出向き膨大な布を目にすると、それまで「素敵なオンリーワンを作ろう」と思っていたのに、全く選べなくなってしまい結局無地の白い布しか選べないという、わたし特有の思い切りの無さが露呈した。


ブルーのトップスが欲しかったのに、色味の違うブルーの布をのっぺりとした状態で眺めているとなんだかお腹いっぱいになってしまう。

どれが自分に似合う青なのか?こんな鮮やかなブルーを着たら浮くんじゃないか?考え出すと選べなくなってしまうのだ。失敗したらまた作ればいいのに…
わたしがオンリーワンのブルーのトップスを着るのはいつになるだろうか。

 

布を選びながら、父との思い出が不意に甦った。本屋さんに連れていってもらって、「好きなの一冊選びな」と言われ、数冊ある幼児雑誌(『めばえ』とか『幼稚園』とか)売り場の前に連れていってもらう。嬉しい反面数冊ある中から1冊に絞れず動けなくなってしまうのだ。

三つ子の魂のままの40歳。

 

 


初老元年。
やりたいなぁ/ほしいなぁ、と思っていた気持ちをいくつか昇華させることができた1年だった。


来年もやりたいこと全部やる!
仕事はほどほどやる!